「ヨシュアは年を重ねて老人になっていた。【主】は彼に告げられた。『あなたは年を重ね、老人になった。しかし、占領すべき地は非常にたくさん残っている』」(ヨシュア13:1)


 この箇所は、主がカナン征服をなしたヨシュアに語りかけた場面です。
 モーセの付き人として仕えたヨシュアはモーセの後を継いでイスラエルの指導者となりました。そのヨシュアも年を重ねて老人となりました。主がそのヨシュアに「占領すべき地は残っている」と使命を与えたのです。
 ここで主が高齢者に使命を与えて用いようとされるみ旨を見ることができます。
 誰もが年を重ねますが、主はそれぞれに応じた使命を与えます。三ッ境キリスト教会には85歳を過ぎても教会学校の教師として元気に励んでおられる姉妹がいます。主はそのように私たちにも使命を与えて用いようとなさいます。私たちが教会のために何かできることはないでしょうか。教会学校の教師やそのお手伝い、教会堂掃除やトイレ掃除。外の花壇の植え替えや会堂内の生け花、そして今であれば机や椅子などの消毒、消毒液の設置など、どんな小さなことでも主は喜ばれます。
 また主の御前にいつでも自由に祈れることはすばらしいことです。年齢を問わない、どんな状況でも、どんな時でも祈ることができます。そして祈りは主の御手を動かし状況を変える最大の業です。もしあなたが何もできなくても、無力な弱い者でも、小さな子どもでも、年老いたとしても、あなたの祈りによって物事は進み、頑なな心が打ち砕かれ、失望した者が励まされ、教会が活気づけられます。やがて問題が解決され勝利がもたらされます。祈りを通して主がなしてくださるのです。時間を作って祈りましょう。私たちは祈れるのです。
 そして私たちはすぐに現状に満足しがちです。保守的であり自己満足しやすい者たちです。「もうこれぐらいで十分じゃないか」「これだけやったのだから」「ささげたのだから」「こんなに長い年月、主に仕え教会に仕えて来たから」と手を休めやすいのです。主は「占領すべき地は非常にたくさん残っている」と言います。自分で勝手に手を休めてはいけません。主イエスのビジョンは全世界、地の果てまでだからです。

 さてこの祈りの友が届いた後、すぐ9月には「敬老の日」を迎えます。各教会でお祝いの時が持たれることと思います。長い間、私たちのために、教会のために尽くされた、また地域のために、さらには国のために労された高齢の方々を祝福します。「白髪は栄えの冠。それは正義の道に見出される」とあり祝福なのですが、そこには大きな課題も抱えています。日本は「超高齢社会」と言われ、65歳以上の人の割合が全人口の21パーセントを占めている社会となっています。このことは日本が世界一高齢化の進んだ社会であり、少子化と合わせて日本全体の課題となっています。また牧師、教会員が高齢化している日本の教会の課題でもあり、私たち兄弟団にとっても重要な課題です。教団内では兼牧が増え、無牧の教会が増えつつあります。牧師も高齢化してきており、今、教会の信徒の皆さんの働きと協力がとても重要になっています。いろいろな働きがありますが、伝道委員会で紹介をしています「T&M(Train & Multiply)の働き」(弟子の育成による教会増殖)は「愛」を全ての働きの中心に置いて、「祈りから始まり、求道者を探し、福音を伝え、受け入れた者に洗礼を授ける。そして弟子となし、教会を建て上げ、リーダーを育てる」という一連の働きを通して教会が子教会を生み、さらに孫教会を生んで増殖する働きです。何もこの働きに限定するわけではありませんが、今、高齢者の皆さん、信徒の皆さんとともにキリストの教会を建て上げて行くことが必要とされています。あなたの知恵と助けが必要です。「あなたの出番です」と主は語られます。
(主の祝福をお祈りします)

三ッ境キリスト教会 重村正巳



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